19日開幕のPGAツアー「ザ・アメリカンエキスプレス」で、小平智（こだいら・さとし）が2023年の初戦に挑む。

今月8日に、父親の健一さんを亡くした。

自身のインスタグラムで明かした。　小平 智(@satoshi_kodaira_official) • Instagram

元レッスンプロの健一さんの手ほどきで10歳からゴルフを始めたが、「ゴルフに関して親父に怒られたことは一度も無い」などと明かす親子関係に、日大同期の大槻智春も羨ましがったほど。

ツアー初優勝を飾った2013年の「日本ゴルフツアー選手権」では、お母さんの裕子さんも交えて喜びを分け合った。

2018年の米1勝から5シーズン連続で出場権を確保しながら、日本ツアーは毎年、秋以降に参戦。国内の賞金シードも守り続ける。

昨季は9月の「ANAオープン」から合流し、地元東京開催のシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」にも進出。

「親父に優勝するところを見せたい」と、初日から熱い優勝争いを演じた。

最終日は「71」と伸ばせず、2018年の同大会に続く通算8勝目は逃したが、闘病中だった健一さんが酸素吸入器をつけて観戦。
お父さんに見せた最後の試合となった。

インスタグラムに「父親の言葉や想いは生きてるから、それに応えられるように頑張ります」などと綴り、家族のみで葬儀を済ませて今年の初戦に挑む。

小平のほか、日本勢は蟬川泰果（せみかわ・たいが）が、先週の米デビュー戦「ソニーオープン・イン・ハワイ」に続く2連戦に挑む。

The American Express 組み合わせなど