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RIZAP KBCオーガスタ 2016

小田龍一はまだ「コミットしてない」

スタートの10番のティショット。確かにベルトのあたりをよく見れば・・・
最初から、最後まで、ハプニングに見舞われた大会2日目。スタートの10番で、スプーンのティショットが「右にペラっと・・・」。テイクバックした瞬間に、ベルトのバックルが弾けた。

パチンと、外れた。それが気になりやにわのミスショットも「留め金が、ほら、斜めになっているから・・・。前から外れやすかった」と懸命の言い訳も、最後は白状した。
「・・・まあ腹も、出てるんですけど」。
鹿児島県出身の酒豪は、記録的猛暑が続いた今夏も、ちっとも痩せる素振りもなく、むしろ前にせり出す一方だ。

「ここはやっぱり、大会特別協賛の「RIZAP(ライザップ)」さんの手助けを、借りたいところ?!
「コミットしてないですね・・・」と、笑った。
このあとも、たびたび緩んだり、外れかけたり、いよいよ首位と1打差の2位タイで迎える決勝ラウンドは「ちょっと考えます」と、まずはベルト対策が重要な鍵を握る。

いつもショットに課題を抱えて「今もおっかなびっくり振ってます」と、恐る恐るのV争いも、この日は20ヤードのチップインを皮切りに、前半11番からの3連続バーディが効いた。午後は玄界灘から吹き付けた強い海風にあおられて、5番では右にふかしてボギーを打ったが、最初の貯金に救われた。

そして最後の9番は、あわやロストボールの窮地を切り抜けた。左に引っかけたボールをギャラリーが拾って、ポッケに入れた。
この様子をたまたま報道陣が見ていて助かった。
「元に戻してもらって、すごく謝ってくださって。でもこういうことは、たまにあるから」。気を害するでもなくニコニコと首を振り、そこから5番アイアンで打った残り210ヤードの2打目は強い風でちっとも前に飛ばず、気を取り直した3打目を、2.5メートルに寄せて最後のハプニングもバーディで、気分よく締めた。
大会は残り2日。ベルトも弾け飛ぶポッコリお腹はさておき、まずはゴルフで結果にコミットしたい。

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