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RIZAP KBCオーガスタ 2016

日本代表も芥屋で燃える

112年ぶりにゴルフが正式種目に復活したリオ五輪で、日本代表をつとめた2人も、芥屋に入った。先週の17日に揃って帰国したが、池田勇太は「日本に帰っても、リオ時間」と、深夜もらんらんと目が冴えて、女子ゴルフも余すところなく観戦して「テレビでは、あのコースの難しさが伝わらん」。夜中に画面に向かってぼやいてみたり、帰ってすぐはそれでもまあ、仕方ないと諦めもつくが、1週間経った今でも夕方には睡魔に襲われ、こらえて夜10時に寝ても、やっぱり2時、3時に目が冴えて、「アメリカ行って、帰ってくる感じとも違う。なかなか治らない部分がある」。

それは片山も同じで「まだ抜けない。今までで一番。ヨーロッパよりも倍くらいにひどい」。
2人とも、今だ引きずる時差ボケに加えて、日本の夏。
「リオは、涼しかったからね」と、この日は猛暑のプロアマ戦にもつい顔がゆがんだ。

リオのオリンピックコースは、遮るものが何もなく「全英ぽい吹き方」と、猛烈な風に悩まされたものだが、むしろ、日本に帰ってくれば「風が吹いてくれなきゃ死んじゃいそう」と、池田は今となってはリオの風も、恋しいくらい。

片山には今週、会場入りする前に朗報が入った。帰路で乗り継いだドイツで機内においてきた日本代表の五輪の公式ジャケットが、無
事に戻ってきた。偶然にも今週、出発する当日に、連絡が入って羽田空港で受け取ることが出来た。

そのまま福岡便に乗って、今は芥屋のロッカーに大事に保管してある。「オリンピックでは、言葉では表現出来ないくらいの経験をし
たと思う」とリオでの余韻そのままに、日本代表が芥屋でも燃える。

「今週は、連覇だけじゃなくて。久しぶりの日本ツアーで、大好きな芥屋で、大好きな福岡で・・・。ましてオリンピックから帰ったばかりで、いろんな気持ちがある」とは池田。猛暑の芥屋で、日本代表が躍動する。

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