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ミュゼプラチナムオープンゴルフトーナメント 2015

池田勇太が3位タイ浮上

やっと気持ちの整理がついてきた。「やっと調子とスコアがまとまってきた」。今季は開幕から何が悪いというわけもない。それでも、結果がついてこない。

もやもやとした空気も、ようやく先週の北海道から晴れだした。先週のセガサミーカップは3日目まで、ボギーなしのゴルフで快調にV争いに挑んで「下手にノーボギーで行くと、先週みたいに最終日に山ほど打つから」。

この日は2つのボギーも、「昨日打ってない分と今日の分。ちょうどいいやね」と、笑って済ます。
今週の関西は、思った以上に蒸し暑くて、「夏用のウェアを用意してこなかった」と、その点では大失態も「寒くてかなわんよりは、よほどいいやね」。自前のスポーツドリンクは、氷入りの水筒の中で、カラカラと涼しそうな音をたてる。一瞬の清涼感・・・。
合間の栄養補給も万全に、66で回って3位タイに浮上して、炭酸飲料を一気呑み。
「やっと落ち着いた。一気に抜けた」と、上がってすぐの糖分補給で一息ついた。

私生活もようやく日常を取り戻しつつある。父親代わりの最愛の祖父・直芳さんを5月に亡くして、ぽっかり空いた穴。なかなか埋まらなかった。
「でも、四十九日も済んでおふくろの顔色もやっと良くなってきた」と、母親の元気が回復すると共に、池田も心の平和取り戻すのと比例して、ゴルフも右肩上がりだ。

今大会は今年第1回を迎えて、選手会長の最低限のつとめと次週は全英オープンを控えて強行軍。「関係ないね。スケジュールが詰まっていようがいまいが、いい雰囲気の中で試合が出来ることがいい。先週の今週で、また来週も・・・。そうやってつなげていくことが大切だから」。
出発前に、今季初Vで弾みをつける。

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