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ISPSハンダグローバルカップ 2015

今週はホストプロのビリケンさん! 予選突破に「通って良かった」

初日から、68を二つ並べたビリケンさん。通算6アンダーは、4位タイで決勝ラウンドに進んで「もっと行けた? いえいえ、こんなもんでしょ」と、破顔一笑。

この日はエッジからわずか3ヤードなんていうのが8ホールもあり、難しいピン位置に「ラフからだとなおさら、距離感を出すのが難しい。縦の距離が合わないと、苦しくなる」と、厳しい状況にも果敢に「今日は逃げるところはそんなになかった。僕は基本、常にピンを狙っていくので」と、今大会でこそ並々ならぬ気合いを見せたホストプロ。

今年から、大会主催の国際スポーツ振興協会(ISPS)とスポンサー契約を結び、「ぜひここで結果を」と照準を合わせてきたが、先月は右手首の腱鞘炎にかかって冷や汗をかいた。

先週のオープンウィークは「手首にかかりっきり」。電気に超音波に針治療。患部にミツバチのエキスを注射するなんて、という治療法まで試すなど、まさにあの手この手で今大会に賭けてきた。

「とにかく、出来ることはすべてやってきた」と、まだ深いラフから打つなどすると、患部に響くとはいうが「普通に打つ分にはかなり痛みもなくなって。不安はあったがこの2日間はどうにかやれた」。
大事なこの大会で、最低条件としていた予選通過を果たしたばかりかV争いに名乗りをあげれば、ビリケンさんも目がまん丸だ。
「まさかここまでやれるとは・・・!」。
本人も想定外の週末は、最終日こそ主催者を喜ばせる。