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〜全英への道〜 ミズノオープン 2015

聖地での経験は40ラウンド超! スコット・ストレンジは負けても2度目の全英オープン

12番の池ポチャがすべてだった。8番は、手嶋のチップインバーディで2打差をつけられたあとも、しぶとく食い下がっていたストレンジも、このダブルボギーで万事休すだった。
「このあとは、トリッキーなホールばかりだから挽回できなかった」と、ため息。

「疲れたよ・・・」と、肩を落とした。
「でも、最後にご褒美がもらえて嬉しいよ」と、せめて最後の18番は長いバーディ締めに、ガッツポーズで笑顔になった。日本ツアー初優勝こそ逃したものの、単独2位には大会の上位4人に与えられる全英オープンの出場権を贈られて、この4日間の疲労も吹き飛ぶ思い。

2008年の欧州ツアー「ウェールズオープン」の覇者は同年に続く自身2度目の挑戦も、「その年は、大会の4週前に姉を亡くして・・・。楽しむことが出来なかったんだ。だから、今回は楽しむことが目標です」と、自身7年ぶりの“聖地”に心も弾む。

今年の会場のセント・アンドリュースは「アマチュア時代から40回は回っている」と経験豊富な37歳は「でも、いつも10月の涼しい時期ばかりで、夏のラウンドは初めてなんだ」と、さっそく久しぶりのかの地に思いを馳せていた。