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東建ホームメイトカップ 2015

山下和宏が単独2位に「これからまだゴルフが出来そう」

17番でグリーンの手前から、ユーティリティアイアンで1メートルに寄せて、3連続バーディを奪って首位とは1打差。迎えた最後の18番は、フェアウェイのど真ん中から右手前7メートルに乗せた。

決めればプレーオフ。

大事なバーディトライはしかし、わずかにカップをそれたが、山下の笑顔は晴れやかだった。
「最後は残念でしたけど、よくやったと思います」。

2015年のこの開幕戦は、悲痛な思いで幕開けした。パットの不振とアプローチのイップスという二重苦に、「本当は出たくないほど悩んでいた」と、苦しい状況の中で、日々懸命に打開策を模索しながら臨んだV争い。

「最後まで守った感じもなく、パッティングも自信を持って始末が出来る。パーパットも、ボギーパットも、ダブルボギーになりそうなパットもしっかり打てた。やれることはすべてやった」と、初Vは逃しても、悔いはない。

「これからまだゴルフが出来そう」と、初戦からそんな手応えを得られたことが嬉しい。ヘンドリーの圧勝を許さずに、2015年の開幕戦を最後まで盛り上げた41歳は「2位はくやしかったけど、やりきった感がある」。最終日に60台の壁を破ったら、次こそは・・・!!

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