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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2014

池田勇太は執念の予選通過

同組の昨年覇者は、背筋痛を訴えて13番ホールを終えた直後に棄権を申し出た。「亨成(ヒョンソン)はやめたけど。俺は、やめるわけにはいかない」。池田が執念の決勝ラウンド進出だ。

大会特別協賛の日清食品所属のホストプロ。昨年は、自身も無念の棄権をした今大会は、今年も万全の状態で迎えられなかったことが悔しい。

先月は「調子が良いから、振りすぎた」と、背中から腰にかけて感じていた筋肉の張りと違和感は検査の結果、実は左足首にそもそもの原因があったと分かり、すぐに治療に取りかかったのは良かったが、その課程の中で、ショット時に足の踏ん張りがきかなくなり、「力が抜けるというか、今は特にドライバーが打ち切らん」。

9番では“OBダボ”。折り返して後半の13番でも「スプーンで打っときゃいいのに」との後悔もあとにたたず。この日2個目のダブルボギーを打って予選落ちの危機も、最後の18番のバーディ締めでどうにか、週末にコマを進めた。
通算2オーバーは、「上とは差がついてしまったけれど、厳しい中でも望みを捨てない。最後まで頑張るから。見ていて」。手負いのホストプロにも暖かいご声援を。

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