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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2014

日本最高のコースレート77.4! ゴールデンバレーゴルフ俱楽部

今年のプロ日本一を決める舞台は兵庫県のゴールデンバレーゴルフ俱楽部だ。世界有数のコースデザイナー、ロバート・トレント・ジョーンズJrが「世界的なトーナメントを開催できるコースを」と心血を注いだ、まさに世界基準の舞台である。

いくつもの渓流が行く手をはばみ、18ホールのうち16ホールで池やクリークが絡み、選手たちの技術と精神力を問う。
自然の造形美をそのまま最大限に生かしたレイアウトは2011年に、ジョーンズが掲げた基本理念にたちかえり、グリーン周りの芝の張り替えや、開場当時のグラスバンカーの再現、グリーン面のさらなる改善に取り組み、開場当時の76.4はただでさえ驚異のコースレートをさらに上回る、77.4を取得した。

海外メジャーの開催コースにも匹敵するという、日本最高レートの難易度が選手たちを待ち受ける。
過去に男子ツアーは「三菱ギャラン(1990年)」や「PGAフィランスロピートーナメント(1994年)」が開催され、当時も「モンスターコース」と恐れられたが今回は、さらにそれらを上回る驚愕のゲーム展開が、繰り広げられそう。

幾多ある見所ホールのなかでも、なんといっても18番だ。設計者のジョーンズ自身が「最も美しいホール」と絶賛した右ドッグレッグのパー5(559ヤード)は、そのたたずまいとは裏腹に、池越えの2オン狙いに挑むか、刻むか、もっとも悩ましいホールのひとつ。V争いの局面で、そのときリーダーが選択するのはどちらか。
最後まで、目が離せない4日間となる。