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フジサンケイクラシック 2014

2週連続Vがかかる! 藤田寛之

藤田以上に冷静なキャディさん、ピーターさんとの二人三脚で今週も頑張る
先週は涙涙の地元初Vからまだ3日とたっていないのに、「誰かにおめでとう、と言われてああ、勝ったんだな、と思うくらいで。すでに忘れている自分がいて。あまりにも普通すぎて自分でも驚いているくらいなんですよ」と、藤田は言う。

先週の涙の一因となったお父さんとは、帰りがけに電話で話しをした。「・・・前の日に、お前の優勝はないなってオヤジ、言ってなかったっけ?」との息子の冗談も、「いや、本当にお前が勝てるとは、思っていなかったんだ」と、大まじめに「お前、凄いな」と、ぽつりと言われて、それはそれで、嬉しかったのだが「勝ったこと自体はもうすっかり過去のことみたいで」。

早くも、今週の大会に気持ちは切り替わっている。
といっても、相変わらずこの選手は2週連続Vとかそういった記録のたぐいには興味がなくて、「それよりも今週はコースが好きで。富士桜が好きで、このトーナメントの雰囲気が好きで、全部が好きで、ここでいいゴルフがしたい」と、勝負師の顔をひらめかせて、総距離7437ヤードのパー71のモンスターコースとの戦いを、楽しみにしている。

「このコースが求めることを、やりたい。富士桜とは会話が合うというか、話が合うので、自分もそこに行けるように頑張りたい」と、独特の表現で、意欲を示した。

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