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東建ホームメイトカップ 2014

近藤共弘は「意味わかんない」けど2位タイ浮上

前日2日目は無風の中で「ノーバーディ」。絶好の条件でひとつもバーディが取れなかったくせして、この日は強風下で一転、7つのバーディには本人も、「意味わかんない」と首をかしげる2位タイ浮上だ。

いわゆる裏街道の、インスタートからの大まくりは13番で、8メートルのバーディトライをねじ込み、それが契機に。
前日は、ホールアウト後に街中の練習場に飛び出して、300球を打ち込んだ。
今年の2月から取り組んでいる課題。
「インパクトでアドレス時の前傾姿勢が起き上がってしまうクセ」。
弱点克服に躍起のいまは、1球でも多く打ち込みたいとの欲求はあるが、それでも昨日はそんなに打つつもりはなかった。

2000円で、130球打てるプリペイドカードを購入してひとかご出したら、係のオジサンが地元出身のスター選手に気づいて大サービスをしてくれた。

親切にしてもらった甲斐は大いにあった。
「完全ではないけれど、今日は昨日よりも思ったように打てて。結果もついてくれた」と、開幕早々にツアー通算6勝目のチャンス到来。
今年はもう37歳。一見、体重維持のスリムな体も、今年は3キロ増。「去年のズボンが全部はけない」と嘆く。
トレーニングの成果もあるが、「半分は年のせい。1キロ半が筋肉で、あとの1キロ半は脂肪」と苦笑い。
「太って腹も出て来た」と、ファンにはちょっぴり哀しい(?)お知らせも、相変わらずスタイリッシュなコスチュームで地元の女性ファンを引き連れて、優勝争いに挑む。