初日トップに立っていた伊藤誠道が、2日目もスコアを4つ伸ばし、トータル132ストローク。アンダーの数を2桁に乗せトップを堅守した。だが、トップに立っているもののアテスト後の伊藤の表情には、若干の硬さが見られた。「バーディの数は昨日と同じ6バーディでしたが、13番、15番といらないボギーが続いちゃって…。どっちも思い通りのショットを打ててはいましたが、ボールのキックが悪くて難しいアプローチになるなど、アンラッキーが続いてしまいました」調子が良くても思い通りにいかないこともある。それはジュニア時代からも数多く経験してきたことだ。だが、気持ちの切り替えの重要性も伊藤はよく知っている。「アンラッキーは、自分でコントロールできないし、今日のラウンドは、もう終わったこと。気持ちを切り替えて、明日もプレーしていきます」そんな伊藤に優勝への目標スコアは？…と話をふってみると「目標なんてないですよ。周りを見るのではなく、自分のやるべきことを明日もコツコツとやっていくだけ。結果はあとからついてくるものだし、2位に1打少なければそれでいいんです」
みなぎる自信が、言葉にも宿る。チャレンジツアー2勝目に向けて、明日も自分のプレーを貫いていく。

• 伊藤 誠道