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LANDIC VanaH杯 KBCオーガスタ・チャレンジ 2013

K・T・ゴン/優勝インタビュー②  日本に来て間違いなく自慢出来ることは、自信をもって自分の友達ですといえる友達が出来たことです。

ティーショットが打ち下ろしとなる1番ティーショットも強風にも関わらずナイスショット
(高校まで韓国にいて、大学から日本にこられた訳ですが、その理由を聞かせてくれますか)
韓国でやっていて、いまは分からないけど、その時は国際大会やアジア大会にでていたら、韓国より日本のアマチュアゴルフ界の方が実力が上だったので、もっと高いレベルで戦いたい気持ちもあったし、自分の家が釜山だったので、大学に進学するんだったらソウルに行かないといけないので、どちらにしろ家から離れるんだったら日本にきた方が自分のためにあると思って。

その時は優作さんがアマチュアゴルフ界ですごく強くて、韓国でも優作さんは知られている有名な存在だったので。優作さんがいて、日本一の大学だと聞いて、それで一度、11月に学校を事前に見に来て、練習施設や環境もすごくいいし、強い選手もたくさんいたので、それで日本に、東北福祉大に行くことを決めました。

(日本に来られて10年以上経ちますけど、日本に来るという選択が良かったと感じていますか)
日本にきて11年目になりますね。
どうですかね。韓国にいたら、アメリカに行ったらもっと良い選手になったかもしれないと、誰にでも言えることだけど、結果どうなったのかは、自分が実際に選択したことのない道だから分からないじゃないですか。まだまだこの先何年も経ってから分かるんじゃないですかね。

ゴルフは分からないけど、日本にきて友達に日本語を教えてもらって、言葉を話せるようになったことだけでも良かったと思いますし、でも、ゴルフが上手くいかないときは、何で俺日本にまできて、こんな苦しい思いをするんだろうと思うときもあります。

けど、ひとつ間違いなく言えることは、日本にきて良い友達がいっぱい出来たことです。
韓国にいるときは、友達といってもナショナルチームの友達で、友達というよりライバルだったので。
東北福祉大にきて、友と自信をもって呼べる友達が本当に出来ましたね。
俺はこいつを友達といえるという友達が出来ました。これだけで本当によかったと思います。
苦しい時は頑張って頑張ってと言ってくれて、みんな仕事は違うけど、本当に良い友達です。
友達と良い人に恵まれています。

(日本にきて韓国の後輩や東北福祉大の後輩がどんどん活躍しているけど、思うところはありますか)
プレッシャーがないと言ったら嘘ですね。プレッシャーはありますね。
最初の頃は、すごく自分にプレッシャーになっていたけど、人って波があるじゃないですか。だから誰かが1億円稼いでも、俺はいま努力をしていく時なんだと思って。
最近は、いつかは俺は上でやれるからと、それだけ信じて練習をするだけですね。ゴルフって練習しても上手くいかないときがあるし、練習をしなくても上手くいくことがあるし、だから、前はあいつが出来るのに俺は出来ないんだろうとプレッシャーにしたけど、そう思わないで、人は人、俺は俺って、自分の出来ることをやっていくしかないですから。
そう思って頑張っています。
  • 最終18番ホールでバーディパットを沈めてかるく会釈。結果的にはこれがウィニングパットになった

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