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Indonesia PGA Championship 2013

インドネシアでも、知名度は絶大!! 片山晋呉が首位タイに

午後スタートの片山も、リーダーボードに加わった。この日の65は、特に雷の気配をはらんだ風が吹き始めた中での7アンダーにはなおのこと、価値がある。

上がりの2ホールで、連続バーディ。17番パー5は534ヤードのパー5で奥から12メートルに乗せると、2オン2パット。最後の18番では、右横から3メートルを沈めると、小さくガッツポーズを握った。

この日は、フェアウェイを外したのも2回だけ。
「ベストスコアでしょう。内容も悪くないし、いつものことだけど、特に気合いも入れずに普通にやってこれですから」との弁にはそこはかとなく、自信が漂う。

ここインドネシアでも、片山の知名度は、絶大だ。
日本で5度の賞金王であることのほかに、海外メジャーでの活躍と、前回の「タイランドオープン」に引き続いて共同主管のワンアジアは、2009年のツアー発足当時から、積極的に参加してきた経緯があるからなおさらだ。

片山の名前がリーダーボードに昇ると、あちこちから声が上がる。
「シンゴ・カタヤマ!!」。
いよいよ真打ちの登場に、会場のエメラルダゴルフクラブがざわめく。

今年は1月に40歳の誕生日を迎えて、新たな目標も見つかった。
「40代での賞金王を目指す」と不惑の年に、6度目の頂点を見据えて歩き出した片山が、インドネシアでその最初の布石を打つ。

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