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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2013

タイのパリヤ・ジュンハサバスディクルが単独首位に

西日が輝く最終ホールに屈託のない高笑いが響く。9番で、最後に鬱憤を晴らした。タイのジュンハサバスディクルが、6メートルのバーディチャンスを沈めて、人目もはばからずに大笑いだ。

前日初日はスタートからバーディ、イーグル、バーディのロケットスタートから一転、この日2日目は「ピン位置が、とても厳しく感じた」と、一進一退が続いた。
「せっかくチャンスにつけても、ショートばっかり」。

とうとう、業を煮やしたキャディが、最終ホールで言ったのだ。
「池に入れてもいいくらいの気持ちで、思い切っていきなよ!」。
背中を押してもらったおかげで、単独首位に躍り出た。

今季は、アジアンツアーですでに1勝をあげて、次なる野望は日本進出。出場優先順位を決めるクォリファイングトーナメントもすでに、これまで3度挑戦しながら惨敗と言い、この機会に日本ツアーの出場権は、是が非でも手に入れたい。
「あと2日も頑張る」。底抜けの明るさで、決勝ラウンドも乗りきる。