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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2013

最終日は全員出席の表彰式で

毎年、このツアー最終戦では出場選手が表彰式で一同に顔を揃えて選手会長が、この1年の感謝の気持ちをファンのみなさんにお伝えするのが恒例になっています。今年は、ひときわ大きな声援を受けて、選手を代表して壇上に立ったのは、史上最年少で就任した我らが池田勇太でした。

宮里優作が悲願のツアー初優勝を飾った最終日。大学の先輩が優勝争いを繰り広げるかたわらで、池田自身は「最低なラウンドでした」。宮里が奇跡のチップインパーを見せた最終18番のパー3で、池田は3パットのダブルボギーを叩いて、21位タイまで落ちて、自分自身に憮然と、それでもみなさんの前で、晴れやかな笑顔を振りまき「この1年、ジャパンゴルフツアーを熱い声援でもり立ててくださって、本当にありがとうございました!」。

この今年最後の晴れ舞台には、史上初のルーキーキングも駆けつけました。
「今年は合計25戦の中で、22人のチャンピオンが誕生しましたが、そのすべての選手がここに揃っています」。
一瞬、きょとんとしたギャラリーのみなさんは「え?まさか・・・!」と、いっせいにどよめいた。
「松山選手も、今日は足をはこんでくれています!」。今大会は、左手の痛みで無念の欠場をした松山英樹は、18番グリーン上の選手席には遠慮して座らないまでも、池田の一声にグリーンサイドの端っこのほうで、ギャラリーのみなさんに向かって大きく手を振りました。

「今年は残念ながら、この大会に出ることは出来ませんでしたがきちんと手を治して、来年は米ツアーでぜひ優勝をして、この大会に戻ってきたいと思っています」(松山)。

21歳の圧倒的な強さが際立った2013年ではありましたが、そのほかの若手も中堅もベテランも、みな全身全霊で戦いに挑みました。「会場に足をはこんでくださった方々。テレビの向こうで僕らの活躍を見ていてくださった方々。また世界各国から応援してくださった方々。選手全員、みなさんの熱い声援のおかげで今年もここまで頑張って来られました。また来年は新しいメンバーも加わって、どんなドラマが生まれるか。私も今から楽しみです。ぜひ来年も、ジャパンゴルフツアーを熱い声援で盛り上げてやってください。また来年、お会いしましょう!」(池田勇太)。

2013年のジャパンゴルフツアーは、ひとまずゴルフ日本シリーズJTカップを持って、幕を閉じました。みなさまのご声援、本当にありがとうございました。



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