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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2013

近藤共弘が首位タイにも「伝わらない」と、歯がゆい初日【インタビュー動画】

17番のパー5はアプローチを3メートルに寄せたバーディで、その時点で単独首位の5アンダー。しかし、この日最後のボギーは次の18番で、「ギャラリーに笑われちゃった」。屈指のパー3でグリーンを外してアプローチはピンまで1.5メートルの絶妙な寄せも、「上につけてしまった」。奥から急な下りのパットは「行きすぎて、2〜3メートルのボギーパットが残る可能性もある」と、ピンの向こう側に行きすぎるのを警戒したのに当てが外れた。

本人も思いがけず、50センチもショートして、唖然とする姿にギャラリーから漏れた笑い。
「ギャラリーの方には伝わらないと思う」。今年の東京よみうりの難しさだ。

カチカチに締まったグリーンに「選手はみんな言っている。“どうするの?”って」。パー3のホールは特に、グリーンに止められない。「乗ればよく止められたという感じで。だから、ロングホールで取って、あとはどれだけボギーを防げるかという計算。練習ラウンドでも、ここでアンダーパーの計算はなかった」。

2006年には近藤も、62をマークしたこともあるのに今年は、グリーンのコンディションが違うだけで、こうもモンスターコースに生まれ変わるのか。さらに言えば、硬さの割にスピードはさほどでもなく、そこも頭を悩ませる原因。18番のボギーの要因もそこで、「戸惑いはもちろんある。僕だけじゃなく、みんなが戸惑っている」。例年、派手なバーディ戦が繰り広げられてきたコースだからこそ、余計に選手たちのギャップはデカイし、見ている側にも「今年の難しさが伝わりにくい」と近藤もいう一因もそこにある。