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〜全英への道〜ミズノオープン 2012

小田龍一が全英オープンより気になることは

2番で2日連続のイーグルを奪った。この日は、538ヤードのパー5で残り250ヤードを、スプーンでうまく風に乗せて7メートルにつけた。「ここまでは、パッティングも良かったのに」。

このあとも、ピタピタとピンにつけながら、チャンスが決められない。
「もうちょっと伸ばせたはずだったのに」と、通算6アンダーは5位タイにとどまり悔しがった。

それでも、全英オープンの出場資格が得られる上位4人に滑り込むにも絶好の位置だ。
初挑戦は2010年。前年の日本オープンの勝者として権利を得て、セントアンドリュースでまさに“聖地”を踏んだ。2度目のチャンスもしかし、いま小田の頭にあるのはそこではなかった。

「僕にはこちらのほうが大事です」と言うのは、次週の日韓対抗戦「ミリオンヤードカップ」。
一昨年に続いて2度目の代表入りに、今から戦々恐々としている。
当時もキャプテン青木に言われた。
「お前は肝っ玉が小さいんだろう」との酷評も、否定しない。
「みなさんの迷惑になりたくない」との思いから、なんとか次週にゴルフのピークをもって行こうと必死だ。
「来週のことで、頭がいっぱいです」。悲壮な顔で、繰り返した。

※今年4度目の日韓対抗戦「MILLION YARD CUP」は6月29日から、長崎県のパサージュ琴海アイランドゴルフクラブで開幕! 詳しい情報はこちらからご覧下さい。

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