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関西オープンゴルフ選手権競技 2012

地元出身の山下和宏が日本オープンの出場権を獲得

悔しさ半分、喜び半分の6位タイ。15番でバーディを奪い、通算13アンダーまで伸ばした直後の16番でダブルボギー。
「ティショットを右のブッシュに入れて、アンプレヤブル。うっかりのイージーミス。せっかく行けそうだったのに、もったいなかった」と、そこは残念だがそれがあっても6位タイ入賞は、念願の切符を手に入れることが出来た。

この関西オープンは10月に、今年は沖縄県の那覇ゴルフ倶楽部で行われる日本オープンの予選会をかねており、トップ10前後に入れば出場権が得られる。
まだ権利がなかった山下は、今大会の前週に行われた予選会にエントリーしながら、欠場を余儀なくされていた。
3週前に右の股関節を痛めて医師から絶対安静を言い渡されて、オープンウィークに予定していた地区オープンの「南都オープン」とともに、キャンセル。

その悔しさと、また試合に出られるようになるのかという不安な気持ちでオフを過ごした直後の大会だったから、今週は4日間とも何の支障もなくプレーが出来たこと。また欲しかった出場権を得られたことで、安堵と喜びが入り交じった最終日となった。

大阪府の高槻市出身。自宅から車で30分というご当地プロは、家族ら大勢の応援団が見守る中で、「トップ10にも入れてホっとしています」。2005年には、まだツアー外競技だったころのこの関西オープンで、優勝を飾った。
相性の良い大会での躍進をきっかけに、残りのシーズンで今度は念願のツアー初Vを狙っていく。

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