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東建ホームメイトカップ 2012

池田勇太が「目標は年間5勝」

ジャパンゴルフツアーは今年、全25試合。そんな中で「年間5勝が目標」とあらば・・・。若大将がしたり顔でうなずく。「そう、今年は5分の一で勝つ」。でっかい夢をぶちあげた。

昨年の目標は「4勝」だった。しかし、わずか1勝に終わったばかりか、賞金ランキングも11位とトップ10さえ外し、「今までに経験したことのないスランプ」と、本人も認めるほどの落胆ぶりだった。

デビューから5年目。
「最後によい1年だった、と思えた年がまだ一度もない」。
昨年もまた不完全燃焼の幕切れに、このオフはたっぷりと自身を見つめ直した。
例年以上に熱心に合宿を張った。
昨年は、結局最後まで、それが響いたといっても過言ではなかったクラブ調整の出遅れ。
「今年は、なんとか間に合わせることができた」と、開幕までに納得の道具をそろえることができたのも明るい材料だ。

先週は、ジャパンゴルフツアーの開幕直前にアジアンツアーに参戦。
慌ただしいスケジュールも、今週を見据えてのことだった。
「現状を確認する意味で、直近の試合を選んだ」。
スイングやクラブ調整の完成度を確認するための「腕ならし」は、54ホールの短縮競技ながら6位に入り、手応えを感じての帰国第一戦。

いよいよ開幕を目前にして、「すごく気分が乗っている」と、めっぽう明るい。
「今年は勢いのある若大将が戻ってくるよ!」と年の始めにさっそく“復活”をアピールした池田。
今年こそ年の最後に胸を張って「よい1年だった」といえるように・・・。
「プロ人生で、最高の1年にしたい」。そのためにも初戦のロケットスタートで急加速といきたい。

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