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とおとうみ浜松オープン 2011

飯田耕正(こうせい)さんは「心に残るベストアマ」

初代ベストアマに輝いた飯田さん(左)は初代チャンピオンとともに、ベストアマの“トロフィ”ならぬ記念凧を誇らしげにかかげて
今年新規の「とおとうみ浜松オープン」で、出場アマチュア6人のうち、ただひとり予選を通過。通算4アンダーは53位タイにつけた「3日目まではまずまずのスコアで上がって来られた」。

しかし、いよいよ最終日は「不満の残るラウンドになりました」。

この激しいバーディ戦で、77を打った。
「ショットが不安定なのは今に始まったことではないですが、アプローチ、パットでしのぎきれなかった」と通算スコアでも、オーバーパーを悔やむ。
「攻め方やゲームプランで、スコアをまとめることが出来なかった」と振り返る。

2009年は、地元愛知県で行われた中日クラウンズ、また翌年の2010年もやはり地元のコカ・コーラ東海クラシックでベストアマチュア賞を獲得したトップアマは現在、ツアープロを目指してQTに挑戦中だ。

2009年にはファイナルステージまで駒を進めたが、まだプロ転向の踏ん切りはつかない。
今週も改めて感じたことだが、「トッププロのみなさんと比べると、ショットの精度やゲーム運びなど、僕はまだまだ及ばない」と、飯田さんは言う。

「プロになりたい・・・ただそればかりでもいけない。力が伴う選手になれるよう。今回感じた課題を持ち帰り、ショットも、プレーも一流選手に少しでも近づけるよう、もっともっと練習したい」。

そんな反省と目標は、そっと胸にしまって、記念すべき第1回大会の表彰式に、チャンピオンとともに笑顔で列席した。受け取った記念の“トロフィー”にはびっくりするやら、嬉しいやら。

大会実行委員会「合同会社ボランタリートーナメント浜松」の加茂晴康・代表から託された凧は、400年以上前に始まったといわれる地元伝統のお祭り「浜松まつり」のメインイベント「凧揚げ合戦」でも使用されているもの。

地元の職人・太田賀啓(おおたよしひろ)さんが、まさに心を込めて手作りしてくださった。
よく見比べると、飯田さんのそれよりもちょっぴり大き目の「大凧」を手にしたチャンピオンの小林とともに、凧揚げのポーズで記念撮影に収まった初代のベストアマは、「浜松の方たちの手で作っていただいた1回目の大会で心温まる記念の品も頂いて。とても心に残る受賞になりました」と、感激していた。

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