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中日クラウンズ 2011

2008年の覇者が狙う、2週連続V

憧れの和合で、歓喜を味わったのは3年前。もっとも父親に連れられて、近藤共弘が最初にこの中日クラウンズを観戦に訪れたときには正直、ゴルフに興味はなかった。

地元・名古屋の中日ドラゴンズの入団を夢見ていた野球少年は、小6で初めてクラブを握ったが、「どこが面白いのかも、よく分かっていなかった」という。
トッププロが目の前を通っても、「それが誰かもよく分からない」。

やがて開眼し、ゴルフにのめり込み、トップアマにのぼりつめ、ようやくタイトルの重みを骨の髄から理解したのは、専修大時代に初出場を果たしてから。

経験して初めて知る和合の怖さ、難しさ。「それまで感じたこともなかった興奮」。尋常ではない緊張感。

98年、99年には8位タイに入って2年連続のベストアマも経験し、プロ入りしてからはますます和合への憧憬の念を強くしたという。

それだけに、2008年大会で藤田寛之とのプレーオフを制して頂点に立ったときは、言いようのない充実感を味わったものだった。

もっともその後は原因不明の足裏痛を発症し、しばらく低迷が続いていた。昨年はついにデビューから自己ワーストの賞金ランク43位に落ちたが、それが34歳の闘志に再び火をつけた。
このオフは、寝る間も惜しんでゴルフに取り組み、先週はジャパンゴルフツアー第2戦でさっそくその成果を示してみせた。
つるやオープンで、3年ぶりの勝ち星を手に入れて「苦しい年が続いたので本当に嬉しいです」と、喜びを語った近藤。

勢いに任せ、今週は大会2度目と2週連続Vを狙う。


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