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関西オープンゴルフ選手権競技 2011

池田勇太は1アンダー

日本勢として、ただひとり決勝ラウンドに進んだ全米プロから戻ったばかり。火曜日に帰国すると、翌日は洗濯と荷造りに追われた。ここ小野ゴルフ倶楽部では練習ラウンドも出来ず、過去にも回った経験がない。まさにぶっつけ本番。加えて昨晩は早めの就寝も、夜中1時に目が覚めて、そのまま朝まで熟睡できなかった。

時差ボケと、長時間の移動による体の張りと、うだるような蒸し暑さ。
「これだけ暑いと体もしんどい」。寝不足の体には、なおさら堪える。

それでも一時は4アンダーまでスコアを伸ばした。15番で「右側の木にぶつかってOBに入った」。18番ではティショットが右の池。
1日2個のダブルボギーで1アンダーまで落ちたが20位タイは過酷な条件下にも、まずまずの滑り出しだ。

初の賞金王獲りにむけて、12月までノンストップの過密スケジュールを決意したばかりとあって、猛暑にもダレる素振りはみじんもない。
「ゴルフの調子は悪くない。とりあえず、今日は練習ラウンドですから」といたずらな笑みを浮かべて、「明日からが本番です」。
若大将が気合を入れた。

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