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関西オープンゴルフ選手権競技 2011

池田勇太は12位タイに

ぶっつけ本番の締めは左のぬかるんだカート道から、渾身のパーセーブ。ピンチの第2打をグリーンの左奧に運んで、下り傾斜のラフから見事に寄せた。今週初の60台で締めて、「体が疲れている中で、少しでも沸かせられるゴルフが出来て良かった」。

この関西オープンは、日本勢としてただひとり決勝ラウンドに進出した全米プロから帰国直後の強行軍。

練習ラウンドはおろか、ここ小野ゴルフ倶楽部は過去にもラウンド経験がない。加えて時差ボケ、長時間の移動による体の張り。そして猛暑と、厳しい条件の中で、前日3日目は過去のツアー全体のデータを見渡してもめったにない1日2度の4パットを打つなど、苦しいラウンドが続いた。

それでも、大雨が降りしきる最終日に9番から3連続バーディを奪うなど、ようやく納得のいくゴルフが出来たことで、初の賞金王を狙う今季後半戦に向けて、明るい材料も揃ってきた。

「良い雰囲気になってきているので、近いうちに2勝目、3勝目を上げて行きたい」と、気も引き締まる。

と、その前に・・・。
「ゆっくり休みたい」。海の向こうを行ったり来たりの連戦続きでは、疲れを取ることもままならないが、「今は休むことが大事で明日は何かリフレッシュすることをして、また来週から臨んで行ければいい」。とりあえずは週明けの過ごし方で、頭がいっぱいだ。

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