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マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 2011

藤田寛之も小田孔明も最後のイーグル獲りに失敗

本戦は最終18番のイーグル締めなら、プレーオフという場面。河野を含めて3選手にそのチャンスが与えられた。しかし、最終組の3つ前で回った藤田も、2つ前の小田にも、本当にあと一歩というところだった。

藤田は5メートルのチャンスに「キャディと右一杯と読んだけど、どこかスライスの要素が入っている気がして」。
決め打ちできないまま。
「タッチをあわせにいったので。強めに打っていたら、もしかしたら真っ直ぐでも良かったかも」と悔やむ。

最終日は4打差からの逆転Vなら史上8人目の10億円突破がかかっていた。
また、師匠の芹澤信雄がやはり広島で行われている日本シニアオープンでV争いを繰り広げていただけに、師弟同時Vもひそかに夢にみていた藤田だったが、芹澤も2位とどちらもかなわなかった。

また、続いて小田はバンカーから右端にどうにか乗せたイーグルトライを外した。打った瞬間に「入ったと思ったんだけど。抜けやがって」と、プレーオフ6ホールの激闘すら加われず仕舞いに、心底うらめしそうに雨模様の空を仰いだ。

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