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日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯 2010

藤田寛之は「ちょっとユルい感じで」

かねてより、初のメジャー獲りを公言している40歳が、3位タイと絶好の位置につけたが「調子はけっして良くないし、明日につながるものもない」。

いつものように、スイング面に不安があるようで、相変わらずコメントは控えめかつ後ろ向きだが、今季はすでにつるやオープンで1勝を飾り、毎週のように優勝争いに食い込んで、賞金ランクは現在1位につけるなど、絶好調には変わりない。

「自分も上にいるからちょっと言いにくいけれど」と、照れ笑いで前置きしつつ、「難しいコースでは、ビッグネームが上に来る。実力を持っている人じゃないと残れない。自分もその中の一人と思っていいのかな」と、珍しくその気だ。

日本と名のつくタイトルは、いつも気合いを入れすぎて「一生懸命やりすぎて、頭が痛くなる」という。
「だから今回は気楽に、ちょっとユルい感じで。いつもと違ったふうにやろうか、と」。
首位との3打差も「あってないようなもの」と、あえてポジティブに捉えて、「良いプレーさえすれば、届くところにいる。最後まで行けるのか、行けないのか、というところには残っていたい。それでこそ、頑張った甲斐もある」。

逆転のタイトル獲りこそが、そのご褒美となる。

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