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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2010

小田龍一は今季自己ベストの単独2位に

同組の石川のバンカーショットをお手本に、ピタリと寄せたが1打及ばず・・・
17番で執念のバーディ。土壇場で1打差まで詰め寄って、最後までジョーンズを追いかけた小田だったが、あと一歩、及ばなかった。

最終18番は、第2打をピンまで43ヤードある右手前のバンカーに打ち込んだ。
これを直接、カップに入れなければ、プレーオフには進めない。

やはり同じバンカーに入れた同組の石川遼が、先に打ったのを見て「すごくイメージが出て。思い切って打った。オーバーするくらいの気持ちで打ったけど・・・」。

固唾をのんで見守る大ギャラリーを、熱狂させるには十分のピンそばのアプローチはしかし、「入らなかった・・・。入っていたら、凄いんだけど」。
奇跡は起こらなかった。

先週のANAオープンの練習ラウンドで、池田勇太と回ってヒントをもらった。そのおかげで以前より、スイングに安定感が出てきたものの、完全に不安が去ったというわけではなく、単独首位に躍り出た前日の3日目にも、関係者の顔を見つけては「本当にいっぱいいっぱいなんです」と、顔をしかめて繰り返していた。

3週前の韓日対抗戦では、キャプテンの青木功に「お前は肝っ玉が小さいんだろう?」とからかわれ、身長180センチ、体重90キロの大きな体を申し訳なさそうに縮めていた。
それでも、他の日本代表メンバー9人と力を合わせ、戦いに揉まれる中で、その最終日に悟った。
「弱みを見せるとつけ込まれる。これからは、強い気持ちでゴルフをしよう」。ほんの少しの油断も許されないマッチ戦を初経験したことで、培われた精神力も、今回ばかりはもう一息及ばなかったが今季自己ベストの単独2位に、秋本番の後半戦が楽しみになってきた。

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