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カシオワールドオープン 2010

初シード入りもほぼ当確、上平栄道(うえひらまさみち)が好スタート

身長158センチの選手が、飛ばし屋有利といわれる舞台で、頑張っている。好調の要因はなんといってもパッティングだ。今週は、歴4年となるハウスキャディの高橋大智(だいち)さんのアシストを受けて、「彼の言うとおりに打ったら、すべて決まった」と、5バーディ(1ボギー)の4アンダーに、感謝した。

今週から使いはじめたというボールにも助けられている。タイトリストのV1Xのおかげで「10ヤードは飛距離が伸びた」と、本人もその効果に驚く。
「距離のあるコースでも、いつもより短い番手で打てるからとても楽です」と、喜んだ。

今年は、今季初出場だった5月の日本プロでいきなり単独4位につけたことが大きかった。「気持ちの余裕が出来た」と早々に初シード入りをモノにして、「出来るだけ上を」と意気込んだだけに、先月のマイナビABCチャンピオンシップの予選落ちには落ち込んだ。

次の三井住友VISA太平洋マスターズは、現地に来て出番を待ったが、あと1人というところで出られず、「それから今日までずっと試合に出られず。その悔しさを出しました」と、好発進の原動力とした。

現在、賞金ランキング62位は、今週次第では次週は上位25位までの選手にしか権利のない頂上決戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の可能性もある。

一瞬、ニヤリとしたが「いえいえ、とりあえずは今週が最後と考えて、きっちり締めたいな、と」。
無欲を装ったが・・・・・・。

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