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ブリヂストンオープン 2010

伊藤誠道くんがベストアマチュア賞を獲得

最終9番のボギーフィニッシュにも伊藤くんは、「楽しかったッス」と満面の笑みで引き上げて来た。通算4アンダーは、49位タイで自身2度目のベストアマチュア賞は、大会最年少での獲得に、出迎えたお父さんとがっちりと握手。

初日から、たくさんのギャラリーが駆けつけた今大会は、「ナイスショットには大きな拍手をもらえたし、ミスしたら“あ〜ああ”って、残念がってもらえた。その中のプレーは本当に楽しかった!!」と、神奈川県は、藤沢市立湘洋中学校に通う3年生のあどけない声も弾む。

4日間で、一番多いギャラリーに囲まれた最終日は最後のパー5も、「攻めて行けば、また拍手がもらえる!」と天真爛漫に、ピンを狙って奧のラフに打ち込んだ結果がそれだった。
「そういうことも、なんか凄く楽しくて」。

収穫もあった。
練習ラウンドは、平塚哲二と矢野東と回って、「特にアプローチを手取足取り教わりました」。
おかげで、ツアー仕様のセッティングも余裕を持って、攻めていける。
「あえてグリーンを外して寄せる、という選択肢が増えた」と、喜んだ。

次のツアーは11月の三井住友VISA太平洋マスターズと、高知県のKochi黒潮カントリークラブで行われるカシオワールドオープンは、特に先の日本オープンで優勝争いの末に3位タイでベストアマチュア賞に輝いた松山英樹くんも出場を予定している。

「僕も今日より良いスコアで回って、ぜひベストアマチュアを獲りたい」と、伊藤くんは早くもライバル心をむき出しにしていた。

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