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前田雄大が3位ファイナルQT決勝ラウンド最終日

2006年度のツアー出場優先順位を決めるファイナルQTは、同スコアで選手が並んだ場合、決勝2日間のスコア合計で順位を決定することになっていた。

さらに並んだときは6日目のスコア→5日目のスコア→3、4日目のスコア合計の順に良いものがランク上位につけ、なおかつタイの場合は、最終日の18番ホールからのカウントバッグによるとされていた。

そのため、水巻善典と通算9アンダーで2位タイに並んだ前田雄大は、ランク3位となった。
賞金は、2位の25万円と3位の20万円を足した金額を、水巻と分け合った。

出だしの1番でイーグル。一時は水巻に2打差をつけたものの、最終ホールでボギーを打って、水巻に2位の座を譲った前田だが、この決勝ラウンド2日間で得たものは大きかったようだ。

ファイナルQTの第4ラウンドでも同じ組で回ったことをきっかけに、ホールアウト後の練習場で水巻からグリーン回りのアプローチなどを教わるようになった。

「それに、何度も同じ組で回らせていただくうちに、自分に足りなかったものも見えてきた」という。
「特に100ヤード以内のショット。水巻さんと僕では、質が違いすぎると強く感じた」と、振り返る。

「今のままの技術では、競り合ったときに勝てない。今年は、もっともっとショットの精度を上げて、まずは確実に初シード入りをしたい」と、展望を語った。

写真下=ホールアウト後、水巻とともにプレスルームで共同インタビューを受けた前田(左)。「3位の僕が、水巻さんの隣に座ってもいいんですか?! 水巻さんの椅子、僕より高くしときましょうか?」とおどけて笑った。

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