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「いまは、散歩する感覚でスウィングができている」

先週のアコムインターナショナル3日目、3位に浮上して、久々に飛び出した強気発 言。
52位タイでスタートした大会初日、練習もせずにホテルに帰って、じっくり考えた。 その結果、谷口はひとつの結論を出した。
「以前のタイミングで振っていこう」。
今年はじめからスウィング改造に取り組んできたが、それがかえってスウィング時の 迷いを引き起こして、調子を崩していたことに気が付いたという。
今季はずっと「自分のゴルフ」ができずに不完全燃焼。メジャー4戦すべて予選落ち するなど、はがゆい思いをしながらのラウンドが続いていた。
それが、「スっと立って、スッとかまえて、スッと打つ」従来のスウィングリズムに 戻したとたん、「普通に振ったらピンに行く。いまは散歩する感覚でゴルフがで きている。ゴルフが一気に楽しくなった」と言い切れるまでに。一気に迷いが 吹っ切れた。
本来のゴルフを取り返したら、持ち前の負けん気も復活だ。
これからツアー終盤、「すべて勝つつもりでいく。年内に4勝できれば、来年のマス ターズも見えてくるから」昨年の賞金王がいよいよ目覚めた。