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「藍ちゃんに、全部持っていかれた」

自身はというと、倉本と4打差2位タイからスタートしながら、あがり3連続ボギーで 10位タイに沈んだ。
シード2年目の兄・聖志、今年デビューの次男・優作、そして高校3年生のスーパーア マチュア・藍さん。この3兄弟の結束の高さは有名で、「3人のうち、誰かひとりが活 躍した週は、きまってほかの2人の成績がふるわない」というジンクスさえあるのだ とか。
アマチュアでの優勝は、女子ツアー史上30年ぶり、2人目。最年少優勝のおまけつき だ。その週、話題のすべてを藍さんに持っていかれて複雑な心境になるのも無理はな かった。
それでも、毎日メールのやりとりをするほどかわいい妹の快挙達成だ。「もちろん、 嬉しいです。仙台に帰ったらどんちゃん騒ぎですね!」と笑顔もこぼれた優作。
ちなみに、2人が優勝争いを繰り広げている間も兄・聖志はやきもきしっぱなしだっ た。自分のラウンドはとっくに終わっていたが、最後までコースに残って優作のスコ ア表と女子ツアーの会場からたびたび電話で入ってくる藍さんの成績速報に一喜一 憂。
そして藍さん優勝の一報が入るなり慌てふためき「大変や、大変や!さっそく優さん (父)に連絡しなくっちゃ」。すっかり舞い上がっていた“長男”だった・・・。









