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ダンロップフェニックス 2000

片山晋呉が世界の強豪を押さえ、4打差首位

「今日は70を出すことが目標だった」と片山。それが、66のベストスコアタイに「どうしたのかな」と首をかしげる。
 『70』は、昨年大会の最終日に出したスコア。これが、今大会での、片山のベストスコアだったのだ。「去年はじめて70を出したんですけど、今日もそれくらいで回れれば、と思っていたんです…。この一年間で、成長したってことかなあ」

 だが、今年のフェニックスは普段と様子が違う。「吹けば、80もありえる」と選手たちが口を揃える、海からの風。それがここ2日間は、まったく穏やかなのだ。予選カットラインが昨年の7オーバーから2オーバーにアップしたのも、その影響だろう。
 「今日だって、一見、易しそうですが、実は何回も(クラブ選択でキャディと)もめましたからね。それほど、このコースは風で変わるんです」と残り2日にむけ、片山も警戒を強める。コースが本来の姿になったときこそ、本当の勝負といえるかもしれない。

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