記事

ゴルフ日本シリーズJTカップ 2005

雨、風、寒さと3重苦の中、気を吐くベテラン、若さで突っ走る若手と大混戦!

ベテランで気を吐く東聡
来年のツアー出場権をかけてファイナルクォリファイングトーナメントは、第4ラウンドに突入したが、この日も朝か小雨が降り続き、時折雨が強く振り、さらに激しい風が吹き、気温も6度前後と厳しいコンディションとなった。

グランドチャンピオンGCでは、11:35に霧による悪天候のため、プレーが一時中断、13:12にプレーは再開されたが、結局5組がホールアウトしただけで日没のためサスペンデッドとなった。

したがって、第4ラウンドを消化したのは、くまもと中央CCでプレーした選手のみとなった。こうした厳しいプレーコンディションでは、経験がものを言うのか、ベテランの健闘が光った。

6アンダーでスタートした東聡は72で回り、「イーブンならいいでしょ、スコアを落としたわけではないし」と納得の表情だった。今シーズンは生涯獲得賞金ランキング25位以内の資格でツアーに参加したものの、賞金ランキング87位(900万7427円)で、賞金シードを獲得するにいたらなかった。
先週のカシオワールドオープンからの転戦で「12ラウンドぶっ続けだけども、体は大丈夫。残りがあるし、この調子で行けば…」と決勝ラウンドに向けて闘志を静かに燃やしていた。

若手では24歳の藤島豊和はこの日71で回り、通算8アンダーでホールアウトした。しかし「最後で3パットしてしまったのが悔しい」と18番でのボギーに不満をもらした。
この日は時折吹く強い風雨に難しいクラブ選択を求められる中、「いいプレーができていた。ショットの調子もよかったのに…」と最後に水をさしてしまった格好に自らを責めていた。しかし、まだ幸いにもプレーが残っている。「できるだけ上位に行きたい。もちろん優勝できればいい」と気持ちを明日以降に切り替えていた。

明日5日(月)はグランドチャンピオンGCでの第4ラウンドの残りのプレーを行い、第5ラウンドは6日(火)くまもと中央CCにて予選を通過した選手(72ホール終了時90位タイまで)で争われる。
  • 若手でトップ通過を狙う藤島豊和

関連記事