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ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント 2006

富田雅哉秀道の愛弟子が好発進

師匠の故郷で、好発進だ。後半の4番でひらめいた。「フォロースルーの振り抜き方。微妙に変えたら、イメージが良くなった」。
それまで「右にこすったり、つかまりすぎていた」ショットが途端に安定した。

7番パー4で3メートルを沈めると、8番パー4で残り204ヤードを5番アイアンで2メートル。
9番パー4では、156ヤードを8アイアンで1.5メートルにピタリとつけた。
難しいアウトの上がり3ホールで、3連続バーディだ。

「さあ、これから!・・・と思ったら、もう終わり(苦笑)」。
この日初日はインスタート。4アンダーまで伸ばしたところで、2日目にお預けだ。

深刻な体の故障で約1ヶ月の休養を経て、先月米ツアーに復帰した田中秀道。
“師匠”のことが気になって、今週月曜日に国際電話をかけた。
思いのほか元気そうな声で、「お前、最近調子が良いじゃないか。頑張れよ」と逆に励まされた。
どんな逆境でも常に前向きさを失わない師匠に、パワーをもらっての会場入りだ。

ここ広島県は、その田中の地元でもある。
ファイナルQTランク15位で参戦する富田にとって、今週は出場優先順位のリランキングがかかった大切な試合だが、「・・・そんなことばかり考えながらプレーしていても、ダメですからね」。
目標は、いっきに初シード。
ふるさとを留守にする師匠のかわりに、大いに話題を振りまきたい。

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