記事

久光製薬KBCオーガスタ 2000

芥屋GC所属の海山貴士

「この大会はいつも別のプレッシャーがあるんです」

 開催コースの芥屋ゴルフ倶楽部所属の海山貴士は、主催者推薦での出場だ。
 田川東高校卒業後、研修生時代から慣れ親しんだコースでの大会、しかも今年で5回目の出場になるが「この大会は、何回出ても慣れません。毎回、地元の方々や、お客さんの声援に応えたい思うあまり、試合とはまた別のプレッシャーがかかってしまって…」と頭をかく。

 プロアマ戦のこの日は午前中、普段と同じようにマスター室で業務(=写真)を行ってから、パッティング練習、そして練習ラウンドで9ホールをこなした。
 「当然のことですけど、トーナメントコースと、いつもまわっているコースとは、まったく別モノ。特にグリーンは普段の姿を知っているだけに、本番ではよけいワケがわからなくなって…。攻略法なんか、僕のほうが教えてくれ〜って誰かすがりたいくらいですよ」と笑って、海山はラウンド後も球を転がし続けていた。

★ 海山貴士
 幼いころ、棒キレを拾って自分でクラブを作り、近くの空き地でゴルフの真似事をしたのが始まり。14歳のとき、父・五郎さんの勧めで本格的にゴルフに取組むようになった。田川東高校卒業後、芥屋GCの研修生に。4年間修行を積み、22歳(平成6年)でプロテストに合格した。
 同じ田川市出身の手嶋多一の実家まで車で5分という超ご近所さんで、「会場で会うとよく食事をしたり、実家に帰ったときは遊びに行ったり、手嶋さんには仲良くしてもらっています」という。

関連記事