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日本プロゴルフ選手権大会 2001

「僕が5オーバーで、誰かが4アンダーなら僕の負け。…まだまだわからないよ」

2位に8打差つけても、ディーン・ウィルソンは警戒をゆるめない。
 「本当に、硬くて難しいグリーン…。このグリーンには、本当に良いショットができないと止められない。僕は、ショットがあんまり真っ直ぐに行くほうじゃないからね。このコースでは、いったい何が起きるのか…。まだまだ、勝負はわからないよ」
 この日は、パー3をのぞく14ホール中、「7ホールでフェアウェーキープができなかった」とウィルソン。
 ピンチのたびに絶妙のアプローチでしのぎ、イーブンパーの通算6アンダー。首位にを守ったウィルソンは、「僕が明日5オーバーで、誰かが4アンダーなら僕の負けだからね」と、冷静に話す。
 「明日も、1ホール1ホールを大切に…。このリードを少しでも伸ばすよう頑張って、その結果、もしパープレーでまわれたなら、僕に追いつくためには8アンダー…。8つは、考えられないよね」
 優勝、そして5年シード獲得のことを考えると、ウィルソンには、眠れない夜になりそうだ。

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