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丸山智弘が大会初優勝ハワイ・パールオープン

2月10日から3日間の日程で、米ハワイ州のパールカントリークラブで行われていたハワイ・パールオープン(主催:本田開発興業株式会社、パールCC)で、ジャパンゴルフツアープレーヤーの丸山智弘が通算15アンダーをマークして、大会初優勝を飾った。

丸山は前半、同じ組のアンディー・バーンズに3打リードを許していた。
だが、バーンズがボギーを打った9番で、8メートルをねじこんでバーディ。逆転に成功すると、一気に波に乗った。
11番では、左から5メートルを決めた。さらに14番からは3連続バーディ。
最終18番では第2打をショートさせたが、3メートルに寄せて逃げ切った。

丸山が振り返る。
「9番で僕の展開になった。あの長いパットは、どうしても入れたい、と思った・・・」。
実はつい最近、知人を亡くしたばかりだった。
「今日はずっと足が震えていたが、その方に、心の中でお願いしながらパットした」という。

クラブハウスには、歴代優勝者の写真パネルがズラリと並ぶ。
優勝賞金12000ドルを受け取ったチャンピオンは、「そこに、私も加わりたかったんです」と言って会心の笑みを浮かべた。

初日3位、前日2日目に4位につけていたアマチュアの伊藤勇気(茨城・鹿島学園高)は通算5アンダーで16位タイ。
「この1年間の練習の成果が出せた。すべてにおいて成長したと感じている」と、2年連続のベストアマチュア賞に胸を張った。