記事

<ワールドカップ情報2>現地時間の6日(水)が最後の練習日、日本代表ぺアはいよいよ最終調整へ!!

前日5(火)にラウンドしなかったバック9をプレー。強風は相変わらずだが、前夜の雨の影響でコースの状況は一変していた。

水をたっぷり含んだ状態なのに加えて、バック9は距離もあり、バンカーやハザードも効いている。
ラウンドのあと、2人はあえてドライビングレンジでの調整に切り替えて、打ち込みとアプローチ、
パット練習により多くの時間を割いていた。
本番までに自分たちのゴルフを“バルバドス仕様”に仕立て上げようと躍起になっているようだ。

「せっかく、日本で練習して球が上がるようになったのに・・・またここで押さえ込む練習をせなあかんね。でも、これをやりすぎるとスィングを壊してしまうから、ギリギリのところにしとかんと」とは平塚だ。
谷原も、わざと平塚の関西弁を真似していう。
「オレも少し低い球を打つ練習もしとかんと」。

さらに、2日目と最終日に行われるフォアサム競技のことに話が及んだ瞬間、平塚がすかさず言った。
「オレ、偶数ホール取った! 谷原は奇数ホール頼むな」。
途端に谷原が慌てる。
「そ、そんなぁ!オレすごいプレッシャーかかるじゃないですかあ」

ひとつのボールを交互に打っていくこのゲーム方式は、自分のミスが相手にダイレクトに響く。
パートナーにいかにプレッシャー与えずにプレーできるかが鍵となる。
しばしその順番取りで言い争っていたものの、はたから見る限りいまから息はぴったりだ。

兄貴肌を発揮して常に先導に立ち、戦略を練る平塚。
それに対して物怖じすることなく答える谷原は一見、自由に振舞いながらも、随所に先輩への配慮も見せている。
なんとも言えない良い雰囲気の中、いよいよ現地時間の7日(木)に本番を迎える。

  • 写真協力=米ブリヂストンスポーツ