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片山晋呉MIP賞と、ゴルフ記者賞受賞

つまり、「今年もっとも印象に残った選手」として、全国ゴルフファンのみなさまの投票によって選ばれた者に与えられる賞。
また、ゴルフ記者賞は、普段、選手たちをもっとも間近で見守り、取材活動を続けられている雑誌、新聞、テレビのゴルフ記者のみなさまが、ファンに対するアピール度やマナー等がもっとも行き届いている、と感じた選手を、投票によって選出する賞だ。
いずれの賞もただ結果を残し、頂点に立つだけでは手に入らない。
人々の心に残るプレーと、コース以外での立ち居振る舞い。
プロゴルファーとしてだけなく、人としても受け入れてもらえなければ、手に入れることが不可能な賞なのだ。
やはり、2005年のハイライトは10月。伝統の廣野でつかんだ、日本オープンのタイトルだろう。
開催前には、門をくぐることさえ畏れ多いと感じたコースで頂点に立った瞬間、自然と涙が溢れていた。
「ここでプレーができるだけでも幸せだと。廣野で勝てたこと、それが何より嬉しくて・・・」。
思わずその場に突っ伏して、男泣きした感動の優勝シーンからわずか2週間後。
今度は、ABCチャンピオンシップで大接戦を制して、18番グリーンで勝利の雄たけびをあげた。
自他共に認める「ゴルフおたく」。
ゴルフに対する真摯な思いと相まって、スリリングなプレーが人々の感動を呼んだ。
「そんな僕を認めてもらえたというあかし。本当に嬉しくて。また来年、という意欲がますますわいてきました」。
MIP賞には記念のトロフィーと、株式会社デサントの代表取締役社長の田尻邦夫さまより副賞の「ミラ・ショーン スーツお仕立て券」を(=写真上)、
また、ゴルフ記者賞として記念のトロフィーと、副賞のマンダム「メンズグルーミング ルシード1年分」を、東京中日スポーツ報道部の櫛谷和夫さまより受けとった(=写真下)片山は、「来年はこのスーツを着て、ルシードできっちりお手入れして、またこの場所に立ちたい!!」。
賞金王の笑顔が弾けた。















