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池田勇太がルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得

石川遼と最後まで賞金王を争って、賞金ランクは2位に。そして石川と並んで4勝をあげた昨年の活躍ぶりは、本人すらも「自分がルーキーであることを忘れるような、最高の1年でした」と、振り返る。
ゴルフトーナメントの主催者で構成される日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)が、毎年男女ツアーで顕著な成績を残した新人を選出して表彰している“ルーキー・オブ・ザ・イヤー”は一昨年の石川に続き、2009年度は池田が受賞。
昨年12月に24歳を迎えた若大将は2日に行われたその表彰式で、「なんか順番がおかしいねえ」と、苦笑い。
だがすぐに引き締まった顔をして、「この世界は1人だけずば抜けてもダメ。みんなが競い合って、はじめて楽しさが生まれてくる。これからも、僕より若い選手がどんどん出てきて盛り上がってくれればいい。そういう意味でも、こういう賞は僕らにはありがたい。大切にしたい賞です」と、記念のトロフィを誇らしげに掲げた。
その一方で、反省も忘れない。シーズン終盤に痛めた手首はほぼ問題ないが、腰痛はまだ「60%」程度の回復だ。
「去年、失敗した部分を引きずらないように」と、主にトレーニング中心の毎日は、今月5日からスタートするハワイ合宿でも継続して行い、いよいよ17日開幕の世界ゴルフ選手権「アクセンチュアマッチプレー」では、万全の体勢で米ツアーのデビュー戦を飾りたい。
そして4月には「マスターズという大舞台が待っている」と、かの地に思いを巡らせた池田は、「今年も“池田勇太節”を咲かせながら、頑張っていきたいです」。
オーガスタでも、どこでも。2010年も、自分らしさを貫き通す姿勢は変わらない。














