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バンテリン東海クラシック 2026

こちらもきょうだいで初競演です。マンデー突破・小村優太は平常心が吉

木曜日の18番をひときわ沸かせた。レギュラーツアーは、まだアマプロ合わせてこれが5戦目。プロは5年目。25歳の小村優太(こむら・ゆうた)が、初日の最終ホールをチップインバーディで締めた。

実は、残り195ヤードから6アイアンで打った2打目は、右の池ぽちゃ寸前。
「これで終わった…」と、落胆して歩いてくると、池のふちの傾斜地で、奇跡的にボールが止まっているのが見えた。

覗き込むとすぐ隣で、すいすいと三好の鯉が泳いでいる。




「芝生2、3本に引っかかってギリギリセーフ!」。餌にならずに済んだばかりか、第3打のアプローチがカップに転がり込み、チップイン。バーディで締めくくり「きょう2度びっくり」。

前半2番のイーグルも、残り35ヤードの花道からチップインしており、幸運にも恵まれての3アンダー「68」だ。




アマチュアの“松山怜生(れお)、茉生(まお)きょうだい”が初の同時出場を果たしているが、“小村きょうだい”も実は本大会が初競演だ。

早いうちに推薦出場が決まっていた3歳下の弟、隼士(はやと)に対して、兄の優太もまた、26日の月曜日に行われた予選会「マンデートーナメント」から参戦し、「2人で出られたら面白い」。
2位で突破し、実現させた。

北海道出身。プロを目指して9歳でゴルフを始め、札幌龍谷学園高校から、福岡の太宰府市にある日本経済大学に進んで、22年にプロ入り。
23年賞金王の中島啓太(なかじま・けいた)らと同学年で、ジュニア期には蟬川泰果(せみかわ・たいが)ともプレーした経験はあったが、転向後はセカンドQTを突破できたことがなく、先月9月に5度目の挑戦でファーストを突破したところだ。

なかなか芽が出ない原因は本人が一番よくわかっている。
「頭に血が上りやすい。気持ちがプチっと切れて、今までもそれでほとんど崩れている」。

大学1年時に出た「九州アマ」でも池ポチャにイラつき勝利を逃した経験があるそうで、猛省し、メンタルコーチに指導を受けたこともあるは「あなたは悪くない、とか言うんですけど、いらっとするのは自分のせいですよね? ただ人のせいにしているだけじゃん」。

反発が沸いて、すぐにやめてしまった。

「自分で工夫することが大事」。
この日は「欲をかかずに淡々と、1日落ち着いてプレーができたのがよかった」と、地道な努力の成果は着実に出ている。

「自分よりも全然うまい」と、認める弟の隼士に「お前はどう思う?」などと日ごろから質問攻めにするなど、いま懸命にきょうだいで精進中。
「きょうのプレーはひとまずリセットし、明日からまた毎日、地に足つけて頑張っていきたいです」。
三好では、平常心こそものを言う。


小村きょうだいも初競演です! 右が弟の隼士