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Baycurrent Classic Presented by LEXUS
革新と進化を続ける日本開催のPGAツアーが日本のゴルフファンを熱くする
アメリカの24歳、マイケル・ブレナンが、日本開催のPGAツアーで通算3勝目を飾った。
最後、3メートルのチャンスを作った18番ホールは少し高台になっている。

「日本のファンのみなさんは、ゴルフへの理解度が非常に高く、グリーン面は見えなくても拍手の大きさで、どれだけ良いショットだったかが分かりました」と、ブレナン。
バーディパットは逃したが、1打差で逃げ切り、大歓声に包まれ感極まった。

コンサルティング大手の「ベイカレント」がタイトルスポンサーにつき、会場を横浜カントリークラブに移した初年度の昨年は、シャウフェレによる最後の感動シーンを見逃してしまったファンも多かった。
当時は既存の18番グリーン際まで巨大なVIPテントが迫っており、グリーン周りに一般客の観戦エリアをほとんど設置できなかったためである。
しかし、昨年大会が終了してすぐ、18番グリーンをフェアウェイ側に15メートルほど移動させる大工事に着手。また従来のカート道を埋め、グリーン周りに新たなルートを作ることで、今年は見やすさと共に、安全面も確保された。
大会3日目に、メディア向けの囲み取材に応じたPGAツアーのクリス・リー アジア太平洋社長は、「私たちが満足させるべきステークホルダーはいくつかあり、1つ目がスポンサーさん、2つ目が選手のみなさん、またメディアや関係者のみなさんももちろんですが、一番のコア(=核心、大事にすべき対象)は、ファンのみなさまです」と、述べた。
「優勝の瞬間や、選手の最後のパットを観てもらいたかった」と、説明を加えた18番グリーンの改良をはじめ、今年はメインゲートを2か所に増設。
また、周辺道路幅の狭さから、昨年はやむなく東戸塚駅からの徒歩入場を推奨していた来場ルートも改善された。二俣川駅からの無料ギャラリーバスも追加し、より快適なアクセスも実現している。
リー氏は、「誰にとっても良い体験が、来年以降の集客数の増加と、新たなファン獲得につながっていく」と、考える。
金曜日に会場で行われた横浜ゆかりのレゲエグループ「湘南乃風」のライブや、土曜日の花火ももちろんその施策の一つだ。

「これまでと違う層の方々に来場いただき、願わくば、ゴルフと大会の、ひいてはPGAツアーのファンになっていただきたい」と、リー氏。
出場選手たちに対しても同様だ。
今年の会場で、選手の興味と胃袋をわし掴みにしていたのは、コースレストランでのマグロの解体ショーや、和を凝縮した濃厚な抹茶ドリンクや、日本が誇る二ツ星の江戸前鮨「かねさか」のお寿司など。
横浜での開催で、宿と会場の行き来や、東京観光がよりたやすくなったことも、PGAツアーの選手たちには高得点。大会の素晴らしさがツアー内でも口コミで広がり、ビッグネームの来日も増加した。
2019年大会以来の来日を決めたジョーダン・スピースもその一人だそうだ。

噂を聞きつけた世界ランク上位の選手たちがより多く参加することで、世界ランクの付与ポイントも高くなり、大会自体の価値向上にもつながっていく。
非公表ではあるが、日々の観客動員数も昨年より確実に増えており、「感謝の気持ちでいっぱいです」と、リー氏。
また、20数か国から来日するなど、観戦者も“国際化”。リー氏によると、海外の芸能人ほかマイケル・ジョーダン氏の息子さんも、観戦に来られていたそうで、各国のゴルフファンからの注目の高さも伺える。
PGAツアーは、2028年からスタートする新体制での大改革をすでに発表している。
今後、PGAツアーを目指すJGTO選手にもさまざまな影響が予想されるが、「ひとつ言えるのは、PGAツアーとしての日本への、そしてこの大会へのコミットメントは変わらないということです」と、リー氏は断言。
本大会での成功体験をモデルケースとして、今後は秋季シリーズの全試合を米国外で実施する計画もあるそうだ。
横浜での第2回も成功裏に終わったが、「私たちのゴールはもっと高いところにあります」と、リー氏は力をこめた。
「目標達成のために、できることはもっとある。今年の開催を受けて、また改善を加えていきたいですし、今後は日本で一番お客様が集まる大会にしたい」(リー氏)。
革新と進化を続ける日本開催のPGAツアー。
来年はまた、どんな仕掛けで日本のファンを熱くさせてくれるか。









