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出利葉と小平が、最終組でV争いと同じくらいにバチバチしたツアーホール賞計3600万円

最後までもつれにもつれた優勝争いももちろん、そうだが、今週は、なんといっても盛り上がったのがいずれもパー4の1番、10番、18番に1200万円ずつかけられたツアーホール賞計3600万円(複数均等割り、5%チャリティ)の行方である。

先に結果をまとめると、1番が2アンダーを記録した佐藤大平(さとう・たいへい)と、清水大成(しみず・たいせい)と、出利葉太一郎(いでりは・たいちろう)の3人で、各400万円ずつ。

10番が4アンダーで回った石坂友宏(いしざか・ともひろ)と、小平智(こだいら・さとし)と、出利葉太一郎(いでりは・たいちろう)の3人で、こちらも400万円ずつ。

そして18番が、3アンダーの岩田寛(いわた・ひろし)とバッバ・ワトソンで、600万円ずつという内訳となった。




その中で、唯一2ホールで最高の800万円のビッグボーナスを獲得したのが、出利葉である。

2日目と3日目のバーディで、すでに受賞を確信していた1番はきょう、無難にパーセーブ。

「バーディを取れればよかったですけど難しいホールなので。ボギーを打ってもいけない。緊張しましたけど良かったです」と、関門突破。

10番に関しては、すぐ目の前にライバルがいた。最終日最終組で争う小平が初日のバーディと、2日目のショットインイーグルで王手をかけており、初日と3日目にバーディを獲っていた出利葉は、「ここで僕がイーグル獲ったら山分けですね」とにやりと笑うと「お前、欲深いな!w」。

そんなやり取りからの出利葉のチップインイーグルと、7メートルを沈めた小平のバーディとで、10番ホールの興奮は最高潮に。



出利葉がガッツポーズを握ると、小平も「お前が入れてくれたから、俺も決められた」と、普段はめったにしない稀有なパフォーマンスで対抗。

2人で予言していた通りの山分けで、喜びあった。




優勝争いも2人で盛り上げた。
大西魁斗(おおにし・かいと)に2人で最後まで食い下がり、最後バーディならプレーオフという局面に持ち込めた。

7メートルを決め損ねで初優勝を逃した出利葉。
「悔しいです。悔しいですけど、難しい朱鷺の台でここまでロースコアの戦いができると思わなかったですし、最終組の3人で伸ばし合いができたのは興奮しましたし、僕自身できることはやれた。僕はまだ、勝ち方がわからないけど近づいてるとは思う。盗めるところは盗んで、僕にしかできないプレーで我慢して、自信を持って、僕なりの勝ち方を見つけたい」と、思いは強く。

小平は、最後「フックと思って、スライスした」3メートルのチャンスを逃して、日米通算10勝目の勝機を逸した。

最終ホールもそうだが、なんといっても、ティショットがカート道で跳ねてOB⇒ダブルボギーの3番が痛いが「それがあったから、そのあと切り替えて、思い切って優勝争いに戻ってこれたので」。

2人で表彰式に列席し、1差で逃げ切った大西を改めて祝福する姿は清々しかった。