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ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま 2026

上がり5ホールで4バーディ 真鍋和馬が雨中の決戦を制してプロ初V


初めてのウォーターシャワーを浴びた感想は、「マジで溺れるかと思いました。でも、あんなに大勢の選手に来ていただいて、ありがたいです」。

中にはペットボトルではなく、小さなバケツ一杯に入れた水をかける強者もいたが、優勝者しか味わえない儀式だけに、真鍋和馬は喜びのほうが大きかった。

 

正直、前半を終了した時点ではまさか勝てるとは思わなかったという。「9番パー4でティショットを右の池に入れたんです。3打目をグリーンに乗せましたが、2パットのボギーで終わったかなと」。しかし、ハーフターンの際にリーダーボードを見ると、意外とトップのスコアが伸びていないことに気がつく。「後半頑張ればもしかしたら……」。14番で後半初のバーディを奪うと、1516番でもバーディを奪い、一気に単独首位に躍り出る。しかし、後続の田中伸乃輔も16番でバーディを奪い、通算15アンダーで並ばれる。

 

「田中さんのことは考えず、同組の黒川逸輝さんが1打差に迫っていたので、まずは逸輝さんに勝とうと思って、18番をプレーしました」。優勝争いのプレッシャーもあったが、目の前の1打に集中できたことがプラスに働く。ピンまで100ヤードの3打目を54度のウェッジで放つと、ボールはピン左横1メートル弱にピタリ。それを沈めて、1打リードでホールアウトした。


 


「田中さんもバーディを取ってくると思っていたので、プレーオフの準備をしていましたが、パーに終わったことを聞き、自分が勝ったんだなと。ACNツアーに出場したのも3試合目ですし、本当に順調なプロゴルフ人生を送っていると思います」。

 

今季はACNツアーにフル参戦できる権利は持っておらず、この後の試合に出れる保証はなかった。しかし、初日を首位でスタートしたことで、一発逆転の優勝を狙おうと心に決めていた。まさか実現できるとは思わなかったが、今大会の優勝でACNツアーポイントランキング10位に浮上。残り5試合すべてに出場できるようになったため、上位19名までに与えられる来季前半戦の出場権どころか、フル参戦のシード権獲得の1位を狙える圏内に突入した。

 

「今季は複数回優勝を飾っている人がいませんし、最終戦まで気を引き締めて頑張り、もう1勝したいです」。そのためには、グリーン周りからのアプローチやパッティングの精度を上げたいという。ドライバーショットの方向性には自信があるだけに、ショートゲームが安定してくれば、2勝目、3勝目も見えてくるはずだ。

 

今大会の優勝でANAオープン、ダンロップフェニックスの出場権を手にした真鍋。現在レギュラーツアーのポイントランキング1位をキープしている細野勇策とは同学年で仲がいいという。「早速連絡して、練習日に一緒に回りたいですね」。両大会ともフェアウェイは今大会と同じベント芝。今回身につけた技術を活かして、上位を狙いたい気持ちは強い。

 


将来的にはPGAツアー参戦を思い描いている真鍋。

その前に踏まなければいけないステップはいくつもあるが、慌てずにじっくりと夢へのルートを歩んでいく。