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ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま 2026

最終組の1つ前で回る黒川逸輝、航輝の双子プロ 3年ぶりの同組ラウンドを優勝争いにつなげるか!?


「おそらく逸輝は最終ホールでバーディを奪うので、明日は同じ組になるかもしれませんね」。通算10アンダーでホールアウトした黒川航輝はそうつぶやいた。彼がいう逸輝とは、双子の兄・黒川逸輝だ。ともにタイガー・ウッズに憧れ、11歳のときにゴルフスクールに入ってクラブを握る。2人が進学した藤井学園寒川高校では、全国高校選手権団体戦で日本一となった経験を持つ。

 

「プレースタイルが結構似ていて、飛距離も一緒なので、スコアも似てくるんですよね」。確かに初日はともに66をマーク。そして、航輝の予想どおり、逸輝は18番パー5でバーディを奪い、通算10アンダーでホールアウト。2日目はともに68だった。ただ、逸輝が18番で放った3打目は、カップにもう少しで入りかけ、あわやイーグルかというスーパーショットだったことは、さすがの航輝も予想できなかった。

 

本当は最終日最終組で一緒に回りたいところだったが、後続の組が2人を上回るスコアを叩き出し、最終組の一つ前でラウンドすることになった。プロになって同組で回るのは23年以来3年ぶりだ。「意識するわけではありませんが、すごい違和感はありますね」と航輝。仮にお互いがスコアを伸ばし合うことになれば、優勝争いに食い込んでくるのは間違いない。ちなみに、初めて同組で回ったときは航輝が逸輝を上回った。

 

ただ、逸輝は24年の今大会を制しているだけに、コースとの相性は悪くない。その際、副賞としてダンロップフェニックスの出場権を得た。「あの試合は松山英樹さんも出場していましたし、ほかのトーナメントよりも引き締まった雰囲気がありました。力及ばずでしたが、いい経験になったなと思います」。予選落ちとなっただけに、そのリベンジを果たしたい気持ちもある。首位と3打差は逆転可能な位置だけに、そのチャンスを得るにはまたとない機会だろう。

 

もちろん、航輝も黙ってはいない。「この2日間プレーして、無理な攻め方をする必要がないことも分かりました。自分のセオリーに沿ってプレーを続けていけば、チャンスが増えると思います」と、虎視眈々と逆転Vを狙う。果たして、優勝の栄冠に輝くのは兄か弟か。熱いバトルが繰り広げられるのは間違いない。