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ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま 2026

プロゴルフ人生で初の最終日最終組で回る田中伸乃輔 プレッシャーに打ち克ち、所属先と大学の先輩プロへの恩返しを狙う

今季ACNツアー1試合しか出場していない田中伸乃輔が、通算13アンダーの単独首位に躍り出た。「パッティングからショットまで全体的に80点のゴルフができたと思います」。今大会の開催コースは洋芝が特徴の一つだが、田中にとってあまり相性はよくなかったという。

 

「洋芝だとターフを深く取り過ぎて、フェース面が変わってしまいがちだったんです。それを避けるために、今回はターフを薄く取ることを心がけていました」。結果、方向性はもちろん、スピン量も安定するので、距離感も向上した。当然のようにピンに寄る確率も高くなり、この日は7バーディ、1ボギーの66をマーク。前日の65に続いて好スコアを連発した。このまま最終日も逃げ切ると、プロ初優勝を手にすることができる。


 

そんな田中だが、実はゴルフから一時期離れていたという。「大学卒業後、プロに転向する予定もなかったので、1年間ドバイに語学留学へ行き、その後、1年半ほどサラリーマンをしていました」。就職したのは、現在所属先となっているNTPホールディングスだった。「いろんな仕事をさせてもらいましたが、もう一度ゴルフをやりたいという気持ちが強くなったところで、会社から所属先になっていただけるという話もいただき、精一杯頑張ることにしました」。249月から再始動したが、何カ月もクラブを握らなかった時期もあるだけに、そう簡単には好スコアを連発できるわけではなかった。

 

そんな田中を支えたのが、同志社大学の1年先輩である生源寺龍憲だった。昨年のオフは沖縄で、今年のオフはタイとインドネシアで合宿したという。「一緒に回っていると、違うスポーツをしているかと思うぐらい上手ですからね。ドライバーからショートゲームまですべて吸収できることだらけです」。生源寺から影響を受けたことの一つにトレーニングもある。

 

「ここ1年半ぐらいはゴルフだけを日々練習していますが、トレーニングもしっかりやっています。生源寺さんもやっていたなと思いましたし、飛距離が伸びれば有利になるとも考えました」。1年半前に比べると、ドライバーの飛距離は20ヤードぐらい伸び、平均で290ヤードほどだという。

 

いろんな意味でゴルフが大きく変わった田中だが、所属先はもちろん、生源寺に恩返しする意味でも、プロになって初めて首位で迎える最終日を活かしたいところだ。「明日は6566ぐらいで回れたらいいなと思います。それで勝てなかったら仕方ないです」。これまで感じたことのないプレッシャーとの戦いにもなるが、悔いのないゴルフをするつもりだ。