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ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま 2026
尾崎敬也の徹底したフェアキープが生んだ8バーディ、ノーボギー。 豊富な練習量が産んだアイアンショットの精度アップ
雨が降り続く悪コンディションにもかかわらず、8バーディ、ノーボギーの64というほぼ完ぺきなゴルフを見せたのが、尾崎敬也だ。プロ4年目の24歳で今季はレギュラーツアーの『~全英への道~ミズノオープン』とACNツアーの『住地ゴルフチャレンジトーナメント』の2試合にしか出場していない。あきらかに試合勘が鈍っているはずだったが、8アンダーの首位タイに躍り出た理由は何だったのか。
「ショットのミスはありましたが、アプローチでカバーできたことが、ノーボギーにつながりました。あとはパットが結構入っていたので、チャンスを決め切れたことも大きいですね」と笑顔で分析する。この話だけ聞くと、ショートゲームの調子がよかったという印象を受けるが、好スコアの要因となったのは、ティショットだという。
比較的フェアウェイが広いホールでは積極的にドライバーを使用したが、狭いホールではドライバー以外のクラブで刻んだ。その理由はフェアウェイをしっかりとらえたかったからだ。「雨で濡れたラフからだとフライヤーしますからね。距離感を合わせるのが難しい分、バーディチャンスにつくことも少ないかなと」。ただでさえ、クラブフェースとボールの間に芝が挟まると、スピン量が減ってボールが飛び過ぎる傾向がある。そこに雨粒も加わると、番手どおりの飛距離を計算できないことが多くなる。それを最小限に抑えるには、やはりフェアウェイから打つという結論に至った。
フライヤーという細かい部分に尾崎がこだわるのは、試合に出場できない間に、アイアンショットの練習を十分重ねてきたからでもある。「距離感や方向性をアップすることが目的でしたが、自分なりに結構練習しました」。フェアウェイを確実にとらえたことで、練習の成果を発揮できるようになったわけだ。
今大会を制すると、残り5戦となったACNツアーすべてに出場可能となる。今季は複数回優勝者が1人もいない分、ACNツアーポイントランキングの上位をまだ狙える。極端な話、まだ1位すら十分狙えるのだ。そのためには、今回のチャンスを逃したくはない。「このコースは皆いいスコアが出るので、明日も気を抜かずにいいプレーができたらいいなと思います」。言葉はソフトだが、勝つという強い意志が尾崎から十分過ぎるほど伝わってきた。








