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ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま 2026

憧れていた大会の出場権獲得を視界に入れつつ、 ACNツアーポイントランキング1位の木村太一は目の前の1打に集中

現在ACNツアーポイントランキング1位の座を守るのが、プロ7年目の27歳、木村太一だ。

今季は『太平洋クラブチャレンジトーナメント』で優勝、『南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント』で2位タイに入り、ポイントを大きく稼いだ。昨年のランキングが24位だったことを考えると、急成長のように感じるが、シーズン前のオフは基本的な練習を重点的に行ったという。


その中の一つにアプローチ練習がある。木村のコーチを務める内藤雄士氏は東京都杉並区のゴルフ練習場『ハイランドセンター』を拠点としているが、同練習場にはショートコースが付設されている。そこで岩崎亜久竜や清水大成といった練習仲間とアプローチ合戦を行ったりすることで、ボールを打つ感覚を磨いた。
「芝の上からボールを打てるので、アプローチの感覚が磨かれましたし、その成果が今季は出ていると思います」と振り返る。特にスイング中の緩みがなくなったことで、ボールとのコンタクト率が上がり、距離感や方向性がアップした。確かに、昨年はパーセーブ率が88.117パーセント(14位)だったが、今季は88.889パーセント(5位タイ)と数字的に上がっている。アプローチに対する不安がなくなれば、グリーンの端に切ってあるピンもデッドに狙いにいきやすい。『太平洋クラブチャレンジトーナメント』では2日目に63をマークするなど爆発力を見せたが、ショットだけでなく、ショートゲームの成長も起因していることは間違いない。
当然、今季はこのままACNツアーポイントランキング1位の座を守り続け、来季のレギュラーツアーのシード権を獲得するのが最大の目標となる。そのためには、優勝回数を増やしていきたいところだが、今大会にはぜひとも勝ちたい理由がある。
「優勝者にはダンロップフェニックスへの出場権が与えられますよね。実はまだ一度も出場したことがないんですよ。もちろん出場したいです」と熱く語る。以前から憧れていた大会だけに、その思いは強い。
優勝だけに目が行くと、とかく自分のゴルフを忘れがちになるが、その辺はしっかり心得ている。「結局、自分がいいゴルフをできるかどうかだと思います。周りのスコアを気にせず、目の前の1打に集中して頑張ります」と邪念はない。


夕方になっても暑さが残る中、練習場へ向かうその後ろ姿には勝負師のオーラが漂っていた。