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太平洋クラブチャレンジトーナメント 2026

滝雅志が渾身のプレー

ACNツアー第4戦『太平洋クラブチャレンジトーナメント』が27日、埼玉県太平洋クラブ江南コースで開幕した。

初日、プロ転向11年目の滝雅志(たき・まさし)が、1イーグル、5バーディ、1ボギーの「66」をマーク。

6アンダーでトップと1打差の好発進を決めた。

 

福島県生まれ、茨城水戸市育ちの滝雅志は、父親が通っていた練習場でゴルフを始めた。初めは遊び半分だったが、試合で思うような結果を残せなかったことが悔しくてそれ以降毎日練習することに。

高校は地元の強豪水城高校へ行き、その後は早稲田大学へ進学。卒業後はプロ転向し太平洋クラブ益子コースで研修生となった。

そんな滝だが、4年ほど前に腰に大きな痛みを感じる。最初はぎっくり腰かと思った。

しかし2週間経っても痛みは引かず、夜も眠れないほどに悪化。

まともに歩くこともできなくなり専門医の診察を受けた結果、

判明したのが「脊柱管狭窄症」だった。骨の異常は3箇所にも及ぶ大掛かりなもので、手術が必要だった。


「ショックでした。もし復帰できたとしてもプロとして再びプレーできるのかどうか」

一時はゴルフをやめることも頭をよぎったという。しかし、周囲からのサポートに支えられ、

2023年頃から本格的なリハビリとトレーニングを開始。当初は思うように動かなかった体も、積み重ねによって少しずつ動くように。

「神経の症状なので、どこまで戻るかは分からない。100%には戻らないと思うが、今は7割くらいまで戻っている感覚。

今年に入ってようやく全身がしっかり動くようになり、思うようなスイングができるようになってきました」

と話すように、今季は『ニュータス カップ in 利根パークゴルフ場』で初日「63」をマークし3位タイ発進するなど手ごたえを感じてきている。


   この日は、ケガの後遺症による左脚の痺れからティショットが乱れることがあるものの、「ティショット以外は全般的に良いです」とニコリ。

チャンスにつけたホールのほとんどでバーディを奪う圧巻のゴルフを展開。15番ではティショットを左に引っ掛け、ラフにいれたものの、ピンまで残り260ヤードのアゲンストを果敢に3番ウッドで狙い、グリーン手前の花道へ。そこから58度のウェッジで放ったアプローチが、そのままカップに吸い込まれる渾身のチップインイーグルだった。



 



 2018年に初めてファイナルQTに進出し、2019年にツアー本格参戦した時は、「あの時は当たって砕けろでした」の精神で挑むも、

周囲の技量に圧倒されるばかりだったという。だが、ここまで研鑽を積んできた今、

今季は開幕からの2戦は少し様子見のところもあったが、修正していけばいいところに行くことはできるはずと、自信をのぞかせる。


「明日以降は体を気にしつつ、ティーショットをしっかり収めていきたい。

ここまで1日はオーバーパーを打っているので、まずは打たずにこらえることが目標」と、冷静に自分の状態を確かめる。

今大会は、太平洋クラブ江南コースでの開催ということもあり、今までお世話になってきた太平洋クラブ益子コースのメンバーや周囲の方々からの期待や注目はいつも以上だ。


「あまり期待しすぎず、頑張ります」

お世話になった方々のためにも結果で恩返しだ。